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お勉強ノート あるいは、未来の自分へ向けた経過報告

お勉強のためのメモです。主なコンテンツは京都新聞の社説と心理学関係書籍の縮約、英文教科書の和訳です。目指しているのは「チャーリー・ゴードンの『経過報告』」。

第2章 信頼概念の整理(6)・・・信頼概念のまとめ

山岸俊男「信頼の構造」縮約

信頼概念のまとめ(元記事:1263字 縮約:421字)

 本書では最初に、自然の秩序に対する期待は信頼に含めない。

 能力に対する期待と意図に対する期待との区別では、能力に対する期待は信頼の概念から除く。

 安心と信頼の区別は、それまでの区別のように自明ではない。筆者が提唱する信頼は、相手の人間性などの判断にもとづいてなされる、意図についての期待である。安心は、自分を搾取する行動をとる誘因が相手に存在していないと判断することから生まれる。言い換えれば、社会的不確実性が存在しないと判断することが、安心にあたる。

 これからは信頼の下位概念の整理になるが、信頼はまず、人格的信頼人間関係的信頼に分けられる。人格的信頼は、相手の人格特性の一部、つまり、誰に対しても信頼に値する行動をとる傾向をもつ人間であるという期待である。人間関係的信頼は、自分に対して信頼に値する行動をとる傾向をもつ人間であるという期待である。人格的信頼は、さらに、個別的信頼、カテゴリー的信頼、他者一般についての一般的信頼とに分けられる。